新年のご挨拶 ジャパン・ゾムクラブ 宮崎興二会長
新年のご挨拶
宮崎興二
明けましておめでとうございます。
コロナやロシアの問題があって落ち着かない年明けですが、時計が刻む『時間』は津波のように何もかもを平然と押し流していきます。うわさによると、3次元の空間にこの時間を加えると4次元の空間になるそうです。したがってコロナやロシアの問題があっても4次元の空間に潜り込めば何ということもありません。その4次元の空間が荒れそうなら、そこに4次元の時間が加わった5次元の空間に入れば安心です。
こうした4次元や5次元の空間を思う存分旅するための実用的な魔法の道具がゾムではないでしょうか。それだけにゾムという言葉が、ときどき思いがけないところに現れます。もう近くまで来ている今年の春、イスラエル人の書いた『五角形と五芒星』という本の和訳が出ますが、その中にも、ほんの少しとはいえ、突如出てきます。昨年の秋に出た、20世紀でもっとも参考にされた幾何学書といわれる、コクセターの『正多胞体』の和訳にも少しだけ顔を出しています。
では、『時間』はどんな姿をしているのでしょうか。3次元時間は3次元の時計によるとどこまでもまっすぐ進む円周になっています。では4次元の時間はどんな風になっているのでしょうか。じつは、まっすぐではなく、ある方向から見ると日本の菊の紋のようなバラ曲線に沿って曲がりながら進むようです。その特別の場合」を3次元に写すと3次元のふつうの時計に見る円周になります。
本当かどうかは、近くどこかに現れる4次元の時計を見ればわかります。その4次元時計
を見つけたときはすぐ報告してください。